StackStorm勉強会に参加&発表してきました
9月13日に行われたStackStorm勉強会に参加&発表してきました。
感想や補足について書き記しておきます。
今年の春頃はStackStormで検索しても日本語ではバンド名/芸名/アルバムなどの作品名しかヒットせずほとんど情報が無かったので、今回100人以上の方が申し込まれたというのは驚きというか感慨というか数ヶ月での変化の大きさを感じました。
私がStackStorm(以下st2と略す場合もあります)を知ったのは去年の春頃です。
今年の年明けくらいから懇親会やLTの場で何度か紹介していたのがきっかけで今回発表の機会をいただきました。
というわけで、内容はこれまでのLTの総まとめをしつつ、これからst2を触る人への
励ましと期待と地雷案内(?)といった感じにしました。
speakerdeck.com
#スライドの色もst2っぽいオレンジベースにしてみました
補足1
HA構成ガイドの図なども出したのでかなり大がかりな仕組みという印象を与えたかもしれません。まあたしかに小さくはないですが、最近のGitLab Omnibusと比べれば見通しやすいレベルだと思います。
以前qpstudyでLTした際に「MongoDBにはヒストリーログやauditが入ります」と言ったところ2つ後のLTで@kuwa_twさんが「Mongoにログ入れんなっつってんだろ」とスライドで叫んでいて大変忍びなかったです。あ、あの、いわゆるログメッセージはテキストに落ちますのでどうか..
補足2
st2はつなぎ役というか裏方的なソフトウェアなので、いろんなものと比較されがちです。発表内で紹介したように公式ブログにも比較記事が多くあります。
ということで、初めてのst2勉強会なのでst2に集中した方が良いかなとも思いましたが、これからst2を使うみなさまも言われるであろう比較論にも触れておきました。
補足3
入力->処理->出力のところで「Northbound API / Southbound API」の表現もしたかったのですが当日言いそびれた気がします。系/システムの捉え方として補足しておきます。
補足4
私の立場は「あまりスクリプト作成が得意でない運用エンジニア、またはiRuleもちょっと苦手なネットワークエンジニアのチームにおいてどうやってスクリプト化を質を保って進めていくか」という問題意識がベースにあります。
Ansible等もmoduleを使ってフレームワークとして活かすことで、シェルスクリプトで起きがちな問題(例: ヌルい正規表現によるバグ、ムラのあるエラー処理)を自然と防ぐのに役立つ素晴らしいツールだと思います。
単体タスクを超えたワークフロー的な処理ではst2が同様にフレームワークとして分岐-合流処理や変数引き渡しといった部分を整理できそう、というところで活かしたいと思っています。
....という問題意識がステ猫さんの2年前のブログにすでに整理して書かれていたりします。
d.hatena.ne.jp
補足5
以前NetOpsCodingでLTした時に、コメントツイをいただきました。
ツールの紹介でGUIが良いって意見をたまに聞くけど、それ使ってたらいつまでもコードに落ちないと思うので、無視して良いと思う。 #NetOpsCoding
— Yasuhiro Yamazaki (@sparklegate) 2016年6月27日
まったくご指摘の通りで、
感想
まだまだこれからのソフトウェアだよね、という感はありつつも多様な話題で登壇されたみなさまとcuriousなご参加のみなさまで面白い勉強会だったと思います。私がひときわ泥臭い発表内容だった感じなのがかなり心配ですが。
拡張Packが豊富なこともあり、利用シーンや重視する機能、トラブルポイントが個々に異なったりすることも予想されますが(Communty Slackでも話題論点が様々です)、st2を通して多くの人が集まってディスカッションしたり課題解決のヒントを得たりする場になると良いなと思います。
第2回が行われたら、ちゃんとした話はいったん出し切ったのでピザが届く系のネタでLTしようと思います。
そう言えばブロケードさん9月1日のOSC.Enterpriseに出展したら良かったのにとも思ったり。
番外
今回も熊本焼酎を差し入れしました。
www.tsuruya-dept.co.jp
手元にはまだおいしい焼酎がありますので、引き続き
インフラや運用系
&& 懇親会に焼酎持ち込み可
&& LTでツールネタ可
というイベントやディスカッションの情報を求めています。